
投資の世界では、大部分の人達は資金を減らして負けて終わると言われています。
勝者と敗者の数は半々というわけではなく、勝者1割・敗者9割のような割合です。
90日以内に9割のトレーダーが90%の資金を失うと言われるFXもそうですが、投資の世界は甘いものではありません。
そこで今回は投資で着実に資金を増やしていく再現性のある方法を書いていきます。

- ブログ歴2005年~現在
( 無料ブログでの最高月収15万円 WordPressブログでの最高月収1,500万円 )
- WordPressブログ開設から1年5ヶ月でブログ収入 月1,500万円達成
( 複数のブログを運営し、そのうちの1つが月間最高1,500万円 )
- 実績:企業様から企業発信ブログの執筆依頼を複数獲得
( 今は全て断っています )
- 2022年のビットコイン暴落相場で資金2.5倍アップ達成
( 現物取引のみのトレードです。ショートは使ってません )
投資は資金管理ができれば負けない
さぁ、投資を始めよう。そう思ったとき、あなたはどのぐらい資金を投入しますか?
よく、「投資は無くなっても困らないお金でやれ」と言われますが、実際はなくなったら困るようなお金まで投入する人が多いかと思います。生活費のぶんだけをギリギリ残して、あとは全て投資にと考える人は結構多いのではないでしょうか。
そして、そう考える人は きっと投資で負けます。一攫千金で偶然 勝つこともありますが、勝ち逃げせずに投資をやり続けた場合は最終的に負けて終わります。
これは資金管理ができてないことが原因です。
例えば、投資で使ってもよいお金が100万円あったとします。そして、ちょうどそのとき買いたい銘柄が5つ見つかったとします。
このとき、あなたはどういう行動をとりますか?
おそらくですが、分散投資ということで1銘柄に20万円ずつ投入して5銘柄すべて買い、合計100万円ぶん投入するのではないでしょうか。
一見 正しいような選択ですが、この行動が敗者の道へと続くことになります。
100万円あるのだから いろんな銘柄を100万円ぶん買いたいという気持ちは凄く分かります。銘柄を1つに絞らずに5つに分散してるのでリスク管理もできてると思われがちですが、実際はできていないんです。
もし、その5銘柄すべてがこの先どんどん下落していったらどうなるでしょうか。ただ資金を減らして終わるだけですよね。買ったタイミングが悪かったと嘆き、損を確定するのが嫌だからと売ることもせずにどんどん減っていく口座残高を眺めるだけになります。
なくなってもよいお金で投資してるから大丈夫だよね?
大丈夫じゃないよ!頼む!もう投資はしないから助けて!!
要するに、最初から資金を投入し過ぎなんです。投資に使ってないお金があると資金効率が悪いと思ってしまい全部を投入してしまう。
実際はその使ってないお金も資金を増やすことに貢献しているのに、それに気づけていないんです。
使ってないお金が資金を増やすために貢献してるってどういうこと?
それについてはメンタル編で解説するよ。
私のお薦めする資金管理方法は、資金を長期投資用と短期投資用(トレード)で半々に分けることです。
資金100万円の場合
- 長期投資用50万円
株や暗号資産を保有 - 短期投資用(投機・トレード)50万円
現金として保有
この比率は常に50対50であることが望ましく、どっちかが多すぎても少なすぎても良くありません。別の言い方をするのであれば、現金保有率はなるべく50%に近いかたちでキープするのが望ましいです。
先程の例でいうと、資金が100万円であれば1銘柄につき5万円ずつ買い、5銘柄で合計25万円ぶん購入。購入後に価格が大きく下がってきたら残りの長期用の資金25万円をつかって買い増しする。
ポイントは、買うときはちょっとずつ買い、暴落したときは強めに買っていく感じです。
スタート時の資金配分例
- 暗号資産20万円(最初は少しだけ買う)
- 現金80万円(余力を十分に残しておく)
価格が下がってきたとき
- 暗号資産50万円(長期投資用)
- 現金50万円(短期トレードで使う)
この時点で資金は50対50となり、理想的な比率となります。
手持ちの現金50万円は資金を少しずつ増やすための短期トレード用として使い、1回のトレードで使用するのは5万円~10万円に留めます。
資金を細かく分けてトレードすると1回のトレードで得られる利益が少ないので正直つまらないのですが、資金を増やすことよりも資金を減らさないことのほうが大切なので、これは厳守してください。
資金を50対50に分けることを理想とするのも以下の理由からです。
- 暗号資産を保有している→上昇相場のときは資産が増えて嬉しくなる
- 現金の余力がたくさんある→下落相場のときは安く買えるので嬉しくなる
相場がどちらに動いても嬉しくなる状態というのは投資をするうえで精神的にも非常に楽ですし、実際に私はこれで2022年の暗号資産暴落相場で資金を2.5倍にすることができました。

大部分の人達が大損して終わった2022年の暴落相場で現物取引のみで勝つことができたのは資金管理とメンタルが大部分を占めます。
投資で大切なのはメンタルである
投資やトレードで大切なものというと、テクニカル分析などを挙げる人がたくさんいると思いますが、個人的にはそれ以上に大切なのはメンタルだと思っています。
テクニカル分析は「こういうときはこうなりやすい」という相場の指標であり、大切であることには間違いないのですが、必ずそうなるというわけではないので外れることも多々あります。
逆に、メンタルの場合は一番軽視されがちですが、このメンタル部分が弱いと相場で勝てません。
メンタルが弱い人の特徴
- 利確が早く、損切りが遅い
(プロスペクト理論) - 相場の大底で売ってしまう
(下落にこれ以上耐えられない) - 相場の天井で買ってしまう
(置いてかれることに恐怖を感じる) - 損したら人のせいにして、得したら自分の手柄にする
(責任転嫁) - 損したら相場のせいにして、得したら自分の分析能力を過大評価する
(自分勝手) - 投資してないことに耐えられず、何かしら買いたがる
(ポジポジ病)
このメンタル部分を改善させて上記の項目を真逆にしたらどうなるでしょうか。
メンタルが強い人の特徴
- 利確が遅くて損切りが早い
(損小利大) - 相場の大底で買ってしまう
(最高じゃん!) - 相場の天井で売ってしまう
(最高じゃん!) - 損したら自分のせいにして、得したら周りの環境のおかげにする
(謙虚だね) - 損したら自分の分析能力が劣っていることを認識し、得したら相場のおかげにする
(慢心回避) - 投資してなくても何も感じず、いつまでも待てる
(勝てる投資家は待てる投資家)
すなわち、メンタルが改善されるだけで狼狽売りや天井買いをしなくなり、相場が下落していっても鼻歌をうたいながら適切な投資判断が下せるようになります。
この鍛えにくいメンタル部分を改善させ、安定させるうえで一番重要な要素となるのが現金保有率です。
つまり投資用に用意した未使用の現金がどれぐらいあるかです。現金保有率が高ければ高いほど心に余裕ができるため、相場の下落がバーゲンセールのように感じて楽しくなりますし、暴落が来たときは「買う」という選択はしても「売る」という選択はしません。
逆に現金保有率が低く、買い過ぎて現金が全くない場合、相場の下落はただの地獄ですし、毎日相場が下がり続けたらメンタルが崩壊します。そして、取り返しのつかない事態になってから手持ちの暗号資産や株を手放すといった愚行を冒してしまいます。
ここまで資金管理とメンタルの重要性について書いてきましたが、私はこの2つを徹底させることによって暴落相場でも資金を2.5倍にすることができました。机上の空論ではなく再現性をもって結果を出したので、投資やトレードをする際には参考にして下さると嬉しいです。